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Stepper Takes The Taxi


Interview & Photo by Shizuo Ishii

世界最強のRiddimデュオ、スライ&ロビーが牽引するTaxi Gangの一員としてサックスを担当するフランス人、Stepperにフランスのレゲエ事情と彼のソロアルバムについて聞いた。なんと日本はもう4回目だという。

●10年以上前のことですが、フランスに住んでいた娘がNutteaの「Urban Voodo」と言うCDを買って来てくれて、声の良さですごくハマりました。気がついたらUB40とも一緒にレコーディングしているアーティストでした。その時一緒にDJものも何枚か買って来てくれたんですが、フランス語のソフトさとDJのフロウが合わない気がしていたんですが、最近Youtubeを見てフランスの若いレゲエアーティストが素晴らしいと思っています。もちろん、ほとんど知識がないんですが、例えばMarina P,  Soom T,  Naamanなんていう若いアーティストはとってもウマいし、レゲエを好きなことがビシビシ伝わってくる。あなたが勧めるフランス人アーティストはいますか?

Stepper(以下、S) : そうですね、彼らがニュー・アーティストであることは間違いないです。他にももちろんいますが、やはりまだアンダーグラウンドなアーティストばかりです。先程ECが言っていたNutteaは10年以上前のマーケットでとてもビッグでした。次にPierpoljakというアーティストがジャマイカの数多くのアーティストと曲を作り、Tuff Gong Studio等でレコーディングをしてミリオン・ヒットを出したこともありました。

●それはSingerですかDeejayですか?

S : Singerです。Clive Huntがプロデュースして、僕もその時にジャマイカへ行き、初めて沢山のアーティストに出会えました。90年代後半の話しです。当時Pierpoljakは本当に売れたのでレゲエの枠だけでなくポップスのマーケットでも1位でした。彼に比べればMarina P,  Soom Tはアンダーグラウンドなアーティストです。だから彼らの音楽をTVやラジオで耳にする事はないですね。現場のダンスのサウンド・システムで聞く感じで、例えばNaamanなどはダンスに出かけた時にラバダブで出てきた彼を、そこで初めて知るという感じです。Nuttea、Pierpoljakたちがヒットした後はRaggasonicという2 Deejayが90年代にとてもビッグでした。彼らをプロデュースしていたのがFashion Recordsで昔働いていたMaximum SoundのFrenchieです。今はロンドンに住んでいる男です。

●あー!! 知ってます。90年代後半にキングストンでボロいクルマを買って長期滞在していたエンジニアですね。フランス人だからフレンチーだってスティーリー&クリーヴィに紹介されてKingstonで何度も会いました。たしかLukie Dのとてもいいアルバムを1枚プロデュースしていた記憶があります。

S : はい、沢山のアーティストをプロデュースしています。

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