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JUMBO MAATCH

●それを言い切る、歌い切る。

J: はい。どんなリディムであっても書けますし、書くことにスランプになったこともありません。ただ、それが全ての人達に共感してもらえるものだとは思っていないです。でも、自分と同じように生活している他の人達、自分みたいな視点で物事を見ている人達には響くと思っています。で、そうしたリリックを書くことにおいては自信も持っています。そうしたリリックを自分みたいに書ける人はそうはいないと思っています、特に日本のレゲエの中では。

●日本のレゲエの中ではそうはいない、それは確かかもしれないですね。ハッキリとその考えを歌ったり、ハッキリと自分の姿勢を表している人は少ないのかもしれませんね。

J: 歌ってないことはないんですけど、それとは違うことも歌う人が多いですよね。で、そっちの方が人気になりやすかったりもして、それが世間では「レゲエ」のイメージになってしまっているような気もしています。

●そうですね。でも、そのことによって他の人とは違う、JUMBO MAATCHの存在感がより高まるとも言えませんか。

J: そうかもしれないですね、そのためのソロ・アルバムかもしれないです。それを伝えると言うか、「こんなことを歌っている奴もいる」と今回のアルバムを通じてもっと知ってもらって、どっか偏っているように感じる世間の「レゲエ」へのイメージとかを改めて欲しいという想いもあったとは思います。そのためには自分をもともと知っているMJRや、レゲエ以外のファンの人達にまで届けたい、聴いてもらいたいと思っています。あと、そうした自分のハードな印象だけが先入観になっている人達にも、それだけではなく優しい曲も作っていることも知ってもらいたいです。それもハードな視点、価値観を持った自分だから作れる曲ですけど、そうした部分も知ってもらいたいです。

●ジャマイカのアーティストもそうした偏らないバランス感覚は持ち合わせていますよね。

J: そうなんですよね。あと、やはりレゲエを演る上で、それが生まれたジャマイカのレゲエのマナーは大切にしたいんです。その姿勢みたいなものは特に。ハードな内容でレベルな姿勢であれば良いと言う意味ではないですし、全てのジャマイカのレゲエもそうではないですけど、もともとからのリアルであること、リアルであろうとすること、それは大切だと思いますし、その姿勢は大切にしたいと思います。ただレゲエのビートに合わせて歌えばレゲエにはならないと思いますし、それならレゲエと言わなきゃいいのに、って曲ばかりの人もいますし、そういうものをレゲエとか、そういうものだけがレゲエのイメージにされたくないとは思いますね。

●すごくよくわかります。よくそう思う時があります。

J: アルバムのジャケットも今の偏った世間での日本のレゲエのイメージの中に紛れるものにしたくなかったのもそうです。まぁ、自分が好きで作りたかったものにした、と言うか、表現したいものを自分でラフで描いて、それを忠実に再現してもらったのですけど、それが他の作品と一緒に並ぶと「なんだコレ?」と逆に見てもらえることにもなるかな、とは思いました。

●ただ、今回のソロ・アルバムはコラボ無しの全て自身だけの楽曲で構成されていますけど、これまではそうした他のアーティストともコラボしたり、共演したりはしてきてますよね。

J: はい。自分は相手が誰でも拒むこととかはないです。いや、淡い少女の気持ちを描く恋愛曲のパートナーみたいな感じなものを求められたら無理でしょうけど(笑)。自分のヴァースやパートを自由に演らせてもらえるんなら誰とでも演ります。いや、そんな、別に「(相手の曲を)ブっ壊してやる」なんて思ってないですよ(笑)。そうですね、それも「こんな奴がいる」と知ってもらう機会にもなりますしね。ええ、もしかたら言われる通りに、自分のそうしたハードなイメージを相手に使われたりしているのかもしれませんけど。ええ、でも、それで自分が何か変わることはないです。

●今回の作品をソロとして、自身の名義として、自身のレーベルからリリースしたことで、その内容も、吐いた言葉も、それで表した姿勢もご自身で背負っていくことになると思いますけど、今後もそうあり続けていく、このままブレずに進んでいく、と。

J: そうですね。自分がいつまでそうしたアーティストとして存在し続けていけるかはわかりませんけど、そうありたいと思っています。年齢、キャリア、音楽を取り巻く状況とか思うと簡単なことではないとは知ってもいますけど、そうありたいと思います。自分みたいな存在が若い子達にも夢を与えられるようになればとかも思ったりもしますし。うーん、いや、思ったりはしますよ、ええ・・、そうですね、ただ過去の実績みたいなことでやり続けたりするのはね・・、まぁ、人それぞれなのでわかりませんけど・・、自分はいつまでも自分の現在(いま)の言葉で人に求められるようでありたいと思いますし、それが大きなセールスに結びつくとはもともと思ってはいないですけど、それで続けていきたいと思いますね。もし、それができなくなったら、なにかにしがみついてまでとは思わないです。

●心強いです。あと、今後と言えば、ツアーも予定されていますよね。

J: そうです。大阪と東京だけですけど、自分のアルバムのリリースと、レーベルからのリリースを合わせて確認してもらえる機会を作りたいと思いました。よりしっかりと届けたい気持ちもあって、HOME GROWNを迎えてバンド・ショーとしてやらせてもらうことにしました。曜日も時間も若い子達とかレゲエ以外の人達にも来てもらいやすい時間帯にしました。

●これも全てご自身で動かれているんですか?

J: そうです。もう「人が入るんかな?」「ホンマにみんな来てくれるのかな?」とか不安になったりしてます(笑)。あと、並行して現在MJRのアルバムも制作していて、そっちもギリギリな進行になっていますし、もうなんか大変なことになっています(笑)。まぁ、それを全てやらせてもらえることが嬉しいんですけどね。

JUMBO MAATCH
the MURDER CASE BOOK
BEAN BALL RECORDS / BBRCD-01
税込定価2970円

the MURDER CASE BOOK LIVE TOUR
12月10日(日)大阪・心斎橋SUNHALL
OPEN/START 18:00
JUMBO MAATCH / BIG BEAR / ACE MARK / VIGORMAN / HOME GROWN / RODEM CYCLONE & more
前売 4500円

12月17日(日)東京・渋谷GAME
OPEN/START 18:00
JUMBO MAATCH / BIG BEAR / THUNDER / ACE MARK / VIGORMAN / HOME GROWN / POWER PLAYERZ / MIGHTY JAM ROCK & more
前売 4,500円


BEAN BALL RECORDS
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