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KOFFEE – レゲエ&ダンスホールの未来を担う19歳


Text by KOJI YAWATA Photo by SHIGETO MIYATA

いま世界中から最も注目を集めているレゲエ&ダンスホール・アーティストKOFFEEがメジャー進出、デビューEP『RAPTURE』をリリースした。デビューから2年も満たない中で世界進出を果たした期待の新星にスタートから現在、そして未来について語ってもらった。

●KOFFEE。本名MIKAYLA SIMPSON。2000年2月16日、ジャマイカ / スパニッシュ・タウン生まれ。

KOFFEE(以下、K):友達から『COFFEE』と呼ばれていました。それをスペルだけ変えてアーティスト名にしました。慣れている名前でしたし、コーヒーがジャマイカの特産物であることも少し思いました。

幼い頃からずっと教会に通っていて、そこで触れたゴスペルとかたくさんの音楽が自分の音楽の基礎になっていると思います。勿論、レゲエやダンスホールも好きでした。VYBZ KARTELとか、POPCAANとかも。中学三年生の時にCHRONIXXを聴き始めたことで、自分も何かに挑戦したいという気持ちが強くなりました。その時にこれから生きていく上で大切なものは音楽しかないと思いました。

●最初のきっかけはSNSだった。2017年にUSAIN BOLTをトリビュートした自作曲「Legend」を動画で投稿、それを見たUSAIN BOLT自身が拡散したことで広く知られることとなった。
 それを機に通っていた学校の音楽教師の協力のもと、同年10月にデビュー曲「Burning」をリリースする。「Burning」は弱冠17歳の女子高生による躍動感に溢れたポジティヴなメッセージ・ソングとして話題を集め、合わせてプロモーション・ビデオが公開されるとその存在も世界へと伝わった。

K:その時点でWALSHY FIRE(MAJOR LAZER他)から連絡をもらっていました。COLUMBIA UK(メジャー・レーベル)もそのYouTubeを知って連絡をくれました。

●翌年、2018年の1月には〈FRANKIE MUSIC〉プロデュースによるセカンド・シングル「Raggamuffin」をリリース。ワン・ドロップに乗せたシング・ジェーとしてのスキルの高さ、そして女子高生の放つストレートなレゲエのスタイルに世界中のレゲエ・ファンは歓喜と驚愕、曲のスマッシュ・ヒットと共にKOFFEEは「レゲエの新生」「NEW SENSATION」としてブレイク、一躍シーンで最も注目される存在として世界から注目を集めることになった。

K:『Raggamuffin』がリリースされた同じ月にジャマイカで開催された『REBEL SALUTE』(野外フェス)で、COCOA TEAが私を同じステージに上げてくれたことで、ジャマイカだけではなく、その動画(ライブ・ストリーミング)が拡散され世界中の人に知られることになったと思います。COCOA TEAとはWALSHY FIREを通じて知り合っていました。COCOA TEAが私を紹介する機会を作ろうとしてくれて、自分のショーの時間を割いてステージに呼んでくれたことには感謝しています。

「Raggamuffin」OFFICIAL AUDIO

同じ時期にBBC 1XTRAのジャマイカ取材でCHRONIXXと共演させてもらったことも大きかったと思います。CHRONIXXは同じスパニッシュ・タウン出身ですけど、もともと知り合いとかではありませんでした。自分にとっては現在もですけど、憧れの存在でした。あの時は共通の知人を通じて知り合って共演させてもらうことになりました。その後もCHRONIXXのショーに出演させてもらったり、現在も色々な面でサポートしてもらっていますけど、『友達』と呼べるような間柄ではないです。一番インスピレーションを与えてもらっている存在だと思っています。

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