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『Blue Beat Bop!』山名昇責任編集の魅力

●特にここ数年は、ネット検索や、通販、オークションとかが容易にできるようになって、音楽紹介や評論も変化してきてるってのは感じませんか?

Y:でもそれは、友だちの話じゃないとダメじゃん、信頼している人間からの情報じゃないとね。ベスト・オブ・スライ・ストーンのテープを何種類も作ったり、ピーター・トッシュだけのウェイラーズ・テープをこさえてた頃と、俺はあんまり変わってないし、ネットで便利になったというけど、『BBB!』が三版に及んでるのって、少なくともオレや俺の友達は変わってないってことでもあるんじゃないかな。

●編集においても、自分の“仲間”を常に念頭に作業する山名さん。ここでも一人称性というキーワードが心に残る。それゆえのロングセラーなのか。I&Iだね〜。では、三回目のエディションが、なぜ今、2013年なのか? 
プロデューサー山名さんの意見はこうだ。

Y:ファンの増減に関して言うと、これは音楽に限らずだけど、何かひとつのジャンルやシーンに勢いがある時って、当然ものすごく革新的なものも出てくるけど、同時にものすごくルーツ指向な動きも活性化するように思う。だからこの本が今また必要とされてるってことは、何かシーンが熱くなってきてるという見方もあるかもね。

●ルーツは未来とつながっている?! この本にそんな音楽シーンへのでっかいロマンチシズムがあるということを、今回の取材を通して初めて感じた。その思いゆえ? プロデューサー山名の本作りはとことん遠慮がない。とことんわがままで、ハイブロウ。巻末に印刷されたイギリスのスカ・レーベル、Blue Beatの全シングルリストは贅沢にもカラー印刷で、注釈はナシ。もっと言えば書籍のタイトルからして『特選スカ・ガイド』とかじゃなくて、あくまで『Blue Beat Bop!』。スカの本なのに装丁もグレンチェック。この分かりづらいが、分かる奴には必然当然なタイトルとロゴ・デザインに山名さんのポップな感性とひとなつっこさが溢れている。

Y:ハダカで持ち歩いてカッコいい本。これは最初っからすっごく大事!仲間から仲間へ読み継がれる絶対条件でしょう。

『Blue Beat Bop!』(山名昇・責任編集)3rd Edition 発売記念パーティ
 2013/3/15(金) 会場:CAY

http://www.spiral.co.jp/shop_restaurant/cay/

TOP GEAR!
〜『Blue Beat Bop!』(山名昇・責任編集)3rd Edition 発売記念パーティ〜
 2013/2/26(火)会場:Organ Bar
http://www.organ-b.net/
http://twitter.com/TOPGEAR_twit



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