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302    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Vybz Kartel / Good Body Wine (Fresh Ear)
オリジナル・ジャグリン "Up and Live"。アグレッシヴなキックとそれを活かす他のシンセ類との絶妙なアンサンブル。「キレの良さ」で勝負のオリジナル・トラック。セクシーな女性のワイン大好きリリックス。B面はエディットなしの下ネタ・チューンになってます。
  
2. Elephant Man / Pum Pum Pum (Fresh Ear)
"Up and Live"。歌パートからスタート。「Gi Mi, Gi Mi」のリフレインをフックに早口フロウもかまして頑張りまくり。持っているスキルを総動員したスピーディーな展開の快心作。「ダンスでナンパした女性を連れ込むのがオレは何より得意だぜ」って感じのチューン。
 
3. Fire Links / Up Inna Di Video (Fire Links)
既にお馴染みのジャグリン・トラック "Airwaves"。ピッチはそれ程速くないが、ミニマルなシンセの構成でドライヴする独特な音作り。必要にして充分な最小限の音だけを使って素晴らしい一曲。「良い女達は、ヴィデオ・カメラの前に集合!」チューン。
 
4. Bounty Killer / Nothing Nuh Change (Hit Strips)
(3) と同トラック "Airwaves" 使用。どんな事があってもオレは「Nothing Nuh Change(変わらないぜ)」とDJ。珍しく押さえ目のフロウと、ダブル・ヴォイスも多用してドスの聞いた一曲に仕上げている。「Killa Still De Yah」のフックもキャッチー。
 
5. Busy Signal Nitty Titty (Juke Boxx)
シンプルなパターンのリズム・パートと抜けの良いサウンドが特徴の "The Warning"。ボトムのヴォリューム感も満点。好調BusyのステディなDJ。女性に自分の愛情がいかほどかをアピールするリリックス。
 
6. Vybz Kartel / Pre-Dem (Dem Yute Deh)
サンプリング・ヴォイスとハードなベースで一気に不穏な空気感をプンプンさせるWickedなチューン。ヤバイ緊張感に溢れたオリジナル・トラック "Rat Poison"。手弾きっぽいシンセとKartelのDJとの絡みは文句無しにカッコイイ。Bad Mind攻撃ソング。
 
7. Voice Mail / Gangalee (Dem Yute Deh)
オールドスクールなミディアム・オリジナル・トラック。ちょっとライヴっぽいですね。男の中の男。Badmanの中のBadmanはバティマンが大嫌い、って内容のチューン。しかし、“Gangalee”って久しぶりに聞きましたね。ライミングも、オールドスクールでいい感じ。
 
8. Stephen Marley / Chase Dem (Tuff Gong)
いきなりの泣きギター。お父様のアイランド中期以降のスタイルを忠実になぞったサウンド。歌もクリソツであります。バビロン、政治家を手厳しく批判、選挙投票前の政治家には気をつけろのメッセージ・ソングでもあるコンシャス・リリックス。
 
9. Busy Signal / The Grades (Stainless)
ざっくり言えば、Timberland、The Neptunes以降のHip Hopサウンドからの影響色が濃い音作り "Club Bang"。重厚なシンセがブイブイ唸り、ストリングスがアクセント。エフェクトをバリバリかけたコーラスもT-Painの大人気以降半ば定番化してますね。ド迫力ガンジャ・チューン。
 
10. Mr.Vegas & Lexxus / House Key (Stainless)
こっちもオリジナルで "Heavy Liquar"。リズム・パートのスウィング感で躍らせるタイプ。スカスカのミックスもナイスで (9) 同様、最近のHip Hopっぽくはあります。この2人ならではの流れる様に見事なコンビネーション。家のカギを手放さないギャルをBig Upする内容。
 
11. Richie Spice / The Plane Land (VP)
大ヒット中の1曲。オリジナルのミディアム・トラックはメロウでグルーヴィ。(No Doubtレーベルから同トラック使用で後発曲が続々リリース予定。)B面はDigital-B制作の「Warp Up Draw」。ソリッドなルーツ・ロック・レゲエで、こっちも良いよ。
 
12. Jamelody / Love (VP)
Cornell Campbell、Studio One名作「Queen Of Minstel」のリメイク・トラック。マイナー調レゲエの傑作を忠実に転調部分まで再現。中々良い声のシンガーです。切々としたラヴ・ソング。B面はStevie Wonder「Rainbow In Sky」カヴァー。こっちは可もなく不可もなく手堅い仕上がり。
 
13. Terry Linen / Give Thanks And Praise (Raggedy Joe)
久々のリリースですね。相変らずの素晴らしいヴォーカルでJahへの感謝を歌う。オリジナルのミディアム・トラック使用。ホーンズが映える凝った作り。ドラムを始めほぼ生演奏でしょう。
 
14. Junior Kelly & Sweet C / Thinking Of You (Heart Of Love)
モロR&Bなアーバンなサウンド。今回の2人のコンビネーションはグッとアダルトです。Junior Kelly も今回ソウルフルな歌を披露。B面も同トラック使用「Beside Me」Natureを収録。両面共にラヴ・ソング。チープさはみじんもない、しっかりとしたサウンドが聞かせますね。

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