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G-MAN
THE PRINCIPLE OF SPOT SUPREMACY
 
Interview by Yusaku Toriiminami
 

“Mr.現場”の異名を掲げ、度胸のよさと持ち前の即興を武器にDJクラッシュなどで活躍の場を広げてきた滋賀のDJ、G-Man。7月には1stアルバム『Voice From UnderGround』をリリース、更に昨年大健闘を見せながら惜しくも決勝にて敗退を喫した「Road To 横浜レゲエ祭」に再挑戦してきたばかりの彼にインタビューを試みた。
 
●G-Manの異名ともなっている“現場”にこだわり続けている理由とは?
G-Man(以下G):アルバムの中の「G-Answer」って曲の中で歌ってるけど、現場ってオレの持ってるマイクから、ケーブルとか通ってスピーカーから出てきてお客さんの耳に届くまで、邪魔するものが一つもない。もしあったとしてもPAさんが俺のこと嫌いで音止めるくらいやん?(笑) 他のモノやとそうはいかへんと思うねん。オレからお客さんの所に届くまでに凄い色んなとこ通るから。その中で屈折してしまうこともあるやろうし。でも現場ならそれがなんもない。これって凄いことやと思うねんな。
 
●今まで現場中心のスタンスで活動してきた中、アルバムの制作に踏み切られたきっかけは?
G:オレ、DJってこの仕事でメシ食えるようになりたいって本気で思って。そのためには現場だけではあかんっていうのはあった。それに、現場では絶対に負けへんって思ってても、作品を出してる、出してないで甲乙つけられるとこも必ずあって。それは悔しかったし。あとオレ自身、今までデモ作ったりするのにも逃げてた部分もあって。「Mr.現場やしデモいらんやろ」とか言って強がってたりもしたけど、正直どっかで苦手意識はあったから。でもこれは克服しんと上にあがれへんって思って。そういうのが重なってかな。
 
●Dinosaurが客演として参加していますが、確か以前に“因縁の仲”みたいな状態になってた時期もありましたよね?
G:Dinosaurは今まで3回クラッシュしてんねんな。1回は普通のダンスのラバダブ中にクラッシュになって。あんまりいいイメージじゃなかったな。次は京都であったDJクラッシュ。決勝でDinosaurに負けて。その後は大阪のBay Side JennyであったDJクラッシュ。ここでは準決勝で勝つことができた。でもその後『Dragon 2K7』って全国の若手アーティストを集めたMix CDの時に声を掛けてくれて、その中で二人でスタジオ・クラッシュをやって。そっから連絡を取るようになってんな。そこからまた一緒にやりたいなーって思ってて。
 
●クラッシュっていうと、先日もちょうど「Road to 横浜レゲエ祭」に2回目の挑戦でしたが。
G:今回はたなけんにやられたわ。会場の雰囲気をお笑いに持ってかれて。そっから取り戻せへんかったな。曲止めて話して、空気変えたりしなあかんかってんけど、判断ミスったな。めっちゃ悔しい。でもそれも含めて現場やしな。やっぱりすっきりするわ。文句ない。来年も出たいな! 選んで貰えるかは分らんけど、また挑戦は絶対にしたいと思ってる。
 
●他に今後の目標というと。
G:滋賀でやってるビッグ・ダンス「Midnight Express」にトリで出れるようになることやな。もちろん誰にも「なんで?」って思われんくらいのDJになって。あと、さっきも言ったけど、DJでメシを食う。まずはこれやな。でもあくまでスタンスは崩さず。やっぱ現場が好きやしな。もし売れても絶対ラバダブしたいし。オレ、ダンスに遊びに行ってラバダブになって、マイクとらへんかったこと一回もないねん(笑)。現場主義でどうのこうのとか、えらそーなことゆってるけど、現場が好き。ホンマそれだけやねん。現場が一番楽しいわ、やっぱり。



"Voice From Underground"
G-Man a.k.a. Mr.現場
[Lake 1 / L1CD-0002]

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